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第7回 日本航空(JAL)から学ぶ投資戦略
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 会社更生法申請が適用となった9205日本航空(JAL)は、投資家の間でも2010年早々から大きなニュースになりました。1月22日にはついに株価がザラ場で1円をつけるという展開になりました。


 私たち投資家が気になることは、上場廃止を2月20日で迎えるJALの株価の動きというよりは、この銘柄と同じような動きをする銘柄のことではないでしょうか。1円で買って2円で売る、2円で買って、3円で売る――という戦略で臨む投資手法を取るのも1つの手かもしれません。しかし、将来を見据えて投資をするなら、JALの情報を利用して他の銘柄に投資するというのも一法でしょう。OFFICE REIの情報を用いることで、マネーゲームではない、健全な投資手法を考えてみましょう。


日本航空(JAL)
 OFFICE REIには、「似ている動きの銘柄」「反対の動きの銘柄」という情報があります。1月下旬のJAL情報を見ると、鉄道関係の企業、銀行などの銘柄が入っています。1つ銘柄を取りあげてみましょう。
似た動きの銘柄
 これは、先に述べた鉄道や銀行ではありませんが、トップ10に入っている銘柄です。チャートの形をご覧ください。JALは、直近、まさに滑り台のような急下降となったチャートですが、この銘柄も同じような形をしています。もちろん、この銘柄はJALのように、上場廃止銘柄ではありませんので、そのあたりはご注意ください。

似た動きの銘柄の目盛り
 単位の目盛を見ていただければわかるように、銘柄の一番下の目盛が1000円台です。
日本航空(JAL)の目盛り
 参考までにJALの一番下の目盛は、1ケタですね。ですから、企業の背景はまったく異なります。JALと同じチャートの形だからというだけで、「危機的だ」という判断はしないようにしてください。

テクニカルコメント(短期分析)
 しかし、大きく下げている銘柄には違いありません。今後どのように投資戦略を組み立てていけばいいのでしょうか。それは、またREIにお尋ねください。似ている動きの銘柄のチャートを表示し、右上にある「分析」を押すと、REIは答えます。この銘柄は、大きく下げているだけあって、短期的には弱気の発言をしているのがご覧いただけますね。
テクニカルコメント(中長期分析)
 さらに、日足から週足に変えて、同じように分析ボタンを押すと、中長期分析を行うことができます。たとえばこの銘柄の場合、10週という期間で分析すると、強気と判断しています。


 つまり、JALと同じ動きをするからといって、必ず将来も同じ道をたどるとは限らないのです。銘柄によっては、中長期的に見ると反発して強気になるものがあるでしょう。「同じ動き=悲観」というわけではありません。1つ1つ丁寧に銘柄を分析していけば、中長期戦略に応じた銘柄分析を行うことができるというわけです。分析をするためには、REIの情報が欠かせません。


(2010/2/12掲載)  


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