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  【第48回】 投資とリスク4  「リスクを抑える 〜資金の構え方〜」
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 前回、「資金に対する構え方」について解説しました。今回は、投入したお金をどう使うかという考え方に関して解説しましょう。


 投資に対する「資金の構え方」は、なかなか学習する機会がないものです。銘柄選びを解説するアナリストはいます。株価分析に関する講座もあります。しかし、「どうやって資金を構えるか」といった講座や学習の機会はほとんどありません。したがって、資金管理が自己流になってしまい、その結果失敗を招いてしまうことも少なくないようです。


 私たち個人投資家は、投資での失敗が即座に生活に跳ね返ってきます。これが機関投資家との違いなのです。ですから、生活に影響が出ないように考えるのが第一です。とはいえ、いつも保守的な投資を行っていては、大きなリターンを得るチャンスは得られません。ですから、攻めの投資ができるようにするためにも、資金に対する戦略をきっちりと取らないといけません。


 例えば、100万円口座に入れたとしましょう。あなたは、どれだけの金額の銘柄を買いますか? 100万円全額使い株を買いますか? それとも半分くらいにしますか?


 例えば、株価が上昇トレンドにあり「積極的に投資をしよう!」という方針であれば、どんどん資金を投入し、株を買っていくのも一法でしょう。しかし、株価が低迷して底を練っているという場合は、「今はコツコツと買い下がっていこう」と、ある程度の資金を手元に置いておくでしょう。そして、下がったら買い、また大きく下がったら買いとコツコツ買いためていくでしょう。




 投入する資金の上限も、コントロールされるべきです。投入する金額の最大値も、99万9990円まで投入するかというと、それも考えものです。残金10円では「今、この株を買っておかなければ!」という銘柄を見つけた時、投資できません。攻めの戦略を取ることができるように、資金を残しておきたいものです。


 資金戦略の取り方次第で、投資の成果も変わってきます。また自由に投資することができる幅も変わってきます。資金の考え方が重要なことをご理解いただけましたでしょうか。





(2011/01/21掲載)


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