株式会社ゴールデンチャート・エー・エム・エス
OFFICE REI

OFFICE REI 資産運用レッスン

     【第47回】 投資とリスク3 リスクを抑える 〜投資資金〜
映像でご紹介
動画を再生する[高画質]
動画を再生する[低画質]
  「リスク」というものは、リターンを手にするために必要不可欠な「もの」なのです。リターンを手にするためには積極的にリスクを「取る」必要があります。しかし、このように積極的に「リスクを取った」ものの、リスクを回避するコントロールを間違えてしまったためにリターンを失っては、意味がありません。何のためにリスクを取り、投資を行ってきたのかと考えさせられるものです。そこで今回は、「回避すべきリスク」を考えてみましょう。




 「リスクを回避する」ためには、どのような手法が挙げられるのでしょうか。「資金の構え方」「損切りに対する考え方」「銘柄をいくつくらい保有するか」「資金配分」などがあります。いくつか取り上げて考えてみましょう。


 以前も話題に取り上げたこともありますが、投資資金は余剰資金をまわすものです。どうして「生活費」ではなく「余剰資金」なのでしょうか。投資とは、資産運用の一種です。「将来を生きるため」のお金です。月々食費を払ったり、家賃や光熱費を払ったりしていますが、それの支払いを滞らせてしまい、電気・水道といったライフラインが遮断されてまで投資を行うものではないのです。今の生活ができないのに将来の生活ができるなどということはありません。ですから、生活費に手をつけてはいけません。余剰資金を投資資金として投入してください。


 しかし、この余剰資金が「来年の子供の学費に充当される」というのであれば、その部分はきちんと除いて証券会社にお金を入れてください。投資というものは、元金が保証されているわけではありません。もし、あなたが投資に失敗しても、お子さんが学校に通うことができるように、学費には手をつけず、それ以外の資金を使います。


 「それでは少しの資金でしか投資できない」という場合もあるかもしれません。であれば、あなたの身の丈にあった銘柄選びを行っていけば良いのです。もちろん投資資金が潤沢にある方が、たくさんの銘柄に投資できますが、投資資金の規模が成功に関係するかというと、そうではありません。資金がたくさんあっても、投資手法を間違えてしまうと、あっという間に資金が吹っ飛びます。よって大切なのは、どのような銘柄選びをしているか、リスクコントロールをしているか――なのです。ですから、投資資金を集めることよりも、投資に対するノウハウを身につけることが先といえるでしょう。


(2011/01/14掲載)


金融商品取引業者
登録番号 関東財務局長(金商)第721号
加入協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
株式会社ゴールデンチャート・エー・エム・エス
Copyright © 2010-2012 GCAMS. All Rights Reserved.