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【第22回】テクニカル分析の楽しさ 似た動き・反対の動き3
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 OFFICE REIでご提供しているサービス「似ている動きの銘柄」は、リストアップされている情報を分析することで、銘柄選定に役立つことをご理解いただいたのではないでしょうか。「情報」というものは、閲覧するだけではなく、分析することで「字面からは拾えない情報」までもが手に入ります。例えばチャート分析は、移動平均線やGCV、そしてトレンドラインなどを描画することで、売買タイミングや株価の流れを捉えることができます。今回の「似ている動きの銘柄」も同じですね。





 これらの情報は、費用を払いさえすれば入手できますが、そのあとどのように活用するかは、あなた次第です。シェフと、料理の苦手な人が同じ素材を使い料理したら、まったく異なるものができます。素材を活かし、最高の味を引き出すシェフのように、誰でも手に入れることができる株式情報から、リターンを得ることができる投資家になりたいものです。



 さて、これまで「似ている動きの銘柄」に掲載されている銘柄の話をしましたが、今回は、その隣にある「反対の動きの銘柄」についてもお話しましょう。みなさんがご覧になる時、「似ている動きの銘柄」の株価推移が順調な右肩上がりだったとしましょう。あなたのお気に入りの銘柄が上がっているのですから、その「反対の動き」ということです。下降トレンドで推移している可能性が高いといえます。

「反対の動きの銘柄 。あなたのお気に入りの銘柄が上がっているのですから、その「反対の動き」ということです。下降トレンドで推移している可能性が高いといえる



 しかし、必ずしもそうとは限りません。もしかして、先に上昇転換を開始しているかもしれません。「似ている動きの銘柄」と「反対の動きの銘柄」というのは、ぴったり同じタイミングで片方が上昇し、もう一方が下降するとは限らないのです。まるで鏡で物を見るかのように正反対には動きません。そうすると、どちらかが先に上昇・下降を始めることがあるのです。つまり「反対の動きの銘柄」が上昇しはじめたら、あなたの保有する銘柄が近いうちに下降するかもしれません。株価は、上がれば必ず下がります。永遠に上がり続けることはないのです。あなたの保有株も、下がる可能性があるのです。

No5の銘柄が上昇スタート No5の銘柄の銘柄のチャート



 「反対の動きの銘柄」をチェックすることで「近々下がるかもしれない」というアラートをご自身の中で出すことができます。そうすると、「まだ上がるかもしれないけど、下がったら困るから、保有銘柄の半分だけは利益確定しようか」など具体的な戦略が立てられます。急落の後に戦略を立てようとすると、気持ちが動揺してしまい冷静な判断ができませんが、上昇している時ですから、冷静な判断を行うことも可能です。



 「反対の動きの銘柄」を活用すると、このようにリスクを回避する投資戦略を組み立てることもできます。  
 

(2010/7/23掲載)


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