株式会社ゴールデンチャート・エー・エム・エス
OFFICE REI

OFFICE REI 資産運用レッスン

【第2回】誰も教えてくれない資金管理 1
動画を再生する
 株式投資を行うために重要なこと、それは「リターンが得られそうな銘柄を探す」と「利益を得ることができそうなタイミングで売買を行う」ことと前回ご説明しましたね。実は、それに匹敵するくらい重要な要素がもう1つあります。それは資金管理なのです。


  ちまたの株式投資のセミナーを見ても、銘柄を選ぶことや、損切りについての講座はよくありますが、資金管理に関する講座はほとんどありません。資金の管理手法を誤ると、銘柄選択が正しくても、大きく損失を蒙(こうむ)ってしまうことも考えられます。では、どのように学習して行けばよいのでしょうか。


余剰資金で投資をする
  投資をすると「この銘柄は上がりそう。買っておきたい。」と思うこともあるのではないでしょうか。しかし、投資資金が底をついています。そういう時、あなたならどうしますか?
  1.絶対利益が得られるから、生活費を切り崩して投資にあてる
  2.投資資金がないのであきらめる


  さて、どちらが正しいでしょうか。あなたが「この銘柄は上がりそう」と思ったからといって、必ずその銘柄が上がるとは限りません。逆に、あなたが買った日が高値で、その後どんどん下がるということも考えられます。もしも、生活費を投資に投入して株価が大きく下がってしまった場合、あなたの生活はどのようになるのでしょうか。資金が不足し、生活が行き詰ることだって考えられます。生活を破たんさせてまで投資はするものではありません。無理にお金を集めて投資するのは避けるべきでしょう。


  あなたの読みがあたり、株価が上昇することがあるかもしれません。その時は、「生活費を切り崩しても投資すればよかった」と後悔するかもしれません。しかし、あなたがこの判断を下す時には、生活が守れるか、破たんするか、勝負は五分五分なのです。神ではない、将来を読めない私たちは、安全な方法をマスターして投資することこそが、リスク回避と言えるのではないでしょうか。


  株式投資とは、余剰資金を活用して行うものです。ですから、生活費を切り崩したり、借金をしてまでするものではありません。投資資金は、あなたが全額失っても生活が成り立つ――という規模で準備すべきものです。まず、あなたの資産に応じて規模を決める必要があるのです。そして、あなたの資金に応じた規模で投資しましょう。あまり資金的に余裕がなければ、最小の単位で投資するなど、工夫しなければなりません。投資資金100万円の人は、1000万円の人と同じような手法で投資はできないのです。


  株式投資には、リスクがつきものです。安全に投資するために、資金戦略はおろそかにしてはならないのです。

(2010/3/5掲載)


金融商品取引業者
登録番号 関東財務局長(金商)第721号
加入協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
株式会社ゴールデンチャート・エー・エム・エス
Copyright © 2010-2012 GCAMS. All Rights Reserved.