株式会社ゴールデンチャート・エー・エム・エス
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REIちゃんと株式投資

    【第13回】投資スキルに関わらず高度な分析を行うために
          〜似ている銘柄と反対の銘柄を活用する〜
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 「似ている動きの銘柄」「反対の動きの銘柄」を見ていただくと、どんなふうに使ったらよいのかわからないという方もいらっしゃると思います。



 このリストは、相関係数という統計処理を用いて、一つ一つの銘柄と、他の全ての銘柄を比較して、似ている度合いをランキングしてあります。わたしたち投資家が、どれでも好きな銘柄をとりあげて、その当該銘柄と似ている銘柄と反対に動いている銘柄を知ることができるようになっているのです。考えてみれば、3500銘柄と比較するという作業を、銘柄の数だけ繰り返すのですから、このリストの統計計算をリフレッシュする時は、膨大な計算が行われることになります。



 こんな大掛かりな計算を、ゴールデンチャート・エー・エム・エスはなんのためにやるのか、その狙いをぜひ理解して、統計データをうまく投資に生かしていただきたいのです。



 投資を成功させるには、市場を構成している個別銘柄全ての定性的な性格や動き方を知らねばなりません。初心者と玄人の最大の違いは、まさにこの定性的な性格を知っているか否かなのです。「円高関連」とか「景気敏感株」というように、様々な社会の変動要因に対して、どの銘柄が関係するかを知っているかどうか、どのくらい細かく知っているかが勝負を分けます。「相場道を極めるには30年、50年かかる」と言われるのは、こうした、膨大な経験に裏づけされたメソッドが問われるからです。


 しかし、ゴールデンチャート・エー・エム・エスは、「そんなものはいらないよ」と否定してしまおうと、この「似ている動きの銘柄」「反対の動きの銘柄」のサービスを提供しています。玄人のスキルとして必要とされるファンダメンタルズでは説明できない事象もたくさんあります。それを説明しようとしたら、われわれが売買する株価そのものを統計分析して、それを体系化していけばいいはずだと気が付いたのです。


 それは企業がどのような仕事をしているか、その企業が利益を生み出せる条件はどんなものか、枚挙に暇(いとま)がありません。投資に限らず、どんな生業も熟練したプロになるには時間がかかります。調査をする、学習をする、試験をする、実践をする。相場を知ることが、徹底して市場を知り、企業を調べ、株価推移を見ることでかなうのです。が、最終的には、その結果として、資産運用で利益を確保できるまでになるには、蓄積した知識と、現実の相場が整合性を発揮できるほどに極まっているかで決まります。


 その評価はどのように測られ、どんな結果で示されるのか、実は、それこそが統計分析のもっとも得意とする役割なのです。


 たとえば、東京電力が今回のような歴史的な大惨事を引き起こし、売りに売られています。企業の業態を考えてみれば、原子力発電を現在行っている電力会社は一緒に売られると考察されます。「沖縄電力だけが原発を持っていません」値動きはどうでしょう?風力やソーラーパネルの関連企業は、チャンス到来で株価は強くなるかもしれません。



 それで、どうすれば、これらの関連企業を列挙し、値動きをチェックし、さらに、今後の株価の値動きを予測できるでしょう。

  東電の良く似た動きをする銘柄と、その反対の動きをする銘柄をチェックします。沖縄電力のリストも見てみましょう。日本風力開発や、シャープのリストも見てみます。すると、自分が想像もしていなかった銘柄が、東電と運命をともにしていること、逆に、今こそ注目して、「買いサインを楽しみに待ってみよう」というような銘柄もみつかるでしょう。






 そうです。このリストとチャートがあれば、あなたには、30年も50年もの苦しい修行時代は要らないのです。なぜかと言うと、いくつかの派手な値動きをする銘柄とその値動きの背景になった出来事なら、いつでも意識することができます。その誰でもわかるヒントから、株価の値動きの連動や反動という次の調べごとが、このリストを見るだけで、合理的に終了してしまうからなのです。


 さあ、使ってみてください。あなたがカバーできる銘柄探しは、深く、鋭く、すばやく展開できるようになっているはずです。



(2011/06/17掲載)


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